2021年10月「雨&風の芋煮会。寒くても楽しかった」

  木々の葉が色づき、秋が深まってくるのを感じます。

今年も芋煮会を開催し、

8組20人で秋の味覚を楽しみました。


天気予報は2週間前から

☀晴れマーク!

ですが、現地に到着してみると、

雨と風…。


雲の切れ間の晴れ間にタープを貼るも、

タープが立たない!

初めて参加のご家族も

いきなり

「そっちもって!ペグ打って!」と

駆り出されて

みんなで

「あーでもない、こーでもない」と

協力してタープを貼りました。


雨の中、

タープの中で「はじまりの会」をし、

「竹ご飯づくり」を予定から外して、

「芋煮の調理」と「森探検」に分かれました。


森の探検班は、お気に入りの森に行き、

安全に遊ぶための約束や

危険生物や植物についての話を聞きます。

大人のお約束
「お口はチャック・手は背中」も。
どんぐりこは
「見守り」を大切にしています。

初めて参加の子は、
お兄さんたちの木のブランコがしたいみたい。
でも、言えない。
すると、そんな様子にお兄さんたちが
「登録制だよ」とのこと。

すると、
ますますお母さんの体に
ぺったりとくっつき、
離れません。

でもね、
お兄さんたちが木のブランコから離れると、
いつの間にか木のブランコに行き、
お母さんに支えてもらいながら
ブランコを楽しんでいました。
…お兄さんたちが戻ってくると、
さーーーーとその場を離れて。

他の初参加の子は、
「植物学者になりたい」とのこと。
「ウルシ」を自分で探したり、
「ガマズミ」を食べてみたり、と
森の中の植物に興味深々でした。

初参加の3歳の子は
「たんけんしようよー!」とあちこち行ったり、
お兄ちゃんたちの遊びの中に入ったり、
元気いっぱい。


黄色ジャンバーくんも
ママから離れ、森あそび。

0歳ちゃんはママのぬくもりに
まもられながら
森林浴。
お兄ちゃんも、
ママから離れて森に探検です。
言葉は多くないけど、
自分の気持ちは
私にもしっかりと伝えてくえるようになり、
嬉しかったです。


木のブランコが気に入った子とお母さんを残し、
他の子は「森の探検」にでかけました。


途中の川で、
ボロボロの橋も渡ります。
お初3歳君には小4の娘も
さりげなく手を貸します。

なぜか飛び込む小学4年生男子。
冷たそうだけど、楽しそう。

3歳のぼくちんは、
お腹もすいて、「だっこ~」です。
でも、お姉さんは気に掛けるも、
「だっこしなくていいよ」と私。
3歳君の「だっこ~」。
私「だっこしたいんだ~。
でも、腰がいたいからしませーん」の
やりとりが始まりました。
でも抱っこしてくれないとわかると
大きな声で泣きます。

「抱っこはできないけど、
手はつなげるよ」と、
手から私のパワーを送ります。

この人はいくら言っても抱っこしてくれないとわかるまで
やりとりを続けながら、
手をつないで歩きました。

でもね、
途中のくま除けの缶や、
何かを見つけると涙が止まるのです。
そして、終わると慌てて泣きます。
でも、その声もだんだん小さくなり、
途中から泣かなくとも歩いて
タープまで着きました。

すごい!

そんな姿を大いに認め、
泣くのはいいけど、
「大人だってダメな時はできないんだよ。」
「自分でできる力をもっているよ。」に
気づいてほしかった。
小学生にも物おじせずに
どんどん話しかけていくこの子ならば、
「絶対に歩けるはず!」と
信じました。
そして、
できました。

傍で心配そうに見ていたお姉ちゃんにも
伝えたかった。
「抱っこ」できる時はいいけど、
できない時は無理はしないで。
「この子は
自分でできる力を持っているよ。」
と。

その後、
木のブランコで遊んでいた子も
森から戻ってきて、
すっかりお母さんから離れてニコニコ顔。
草相撲で何度も何度も私と挑戦!

普段
新しい場所ではお母さんからなかなか
離れない子が、
お母さんとも離れて私と森にでかけました。
森の中でも草相撲をしました。

そして、調理班も材料を切って、
火を起こして、
「山形風芋煮」作ってくれています。

寒くて手がかじかむ中
料理上手な母たちの元、
Nちゃん・Kちゃんが頑張ってくれました。

そして、
お待ちかねの
「山形風芋煮」の完成です。

タープが飛びそうになるくらいの
風と雨で
身体が冷えていたので、
アツアツの芋煮は美味しかった~。
KちゃんとNちゃん・そして、母たち!


美味しさが心に沁みました!
そして、火おこしを頑張ってくれた
父にも感謝!

ハフハフ。おいしいね~。

この量を残しておくのも一苦労したほど、
美味しかった!
(↑調理班ママたちの分の芋煮)


0歳ちゃんのママたちも
どんぐりこでは
「休むことが仕事」
「預けられるならば赤ちゃんをあずけて
お兄ちゃんと遊んだり
休んで大いに結構!」
とわかっているので、

かわいい0歳ちゃんを他のママに
預けてくれます。

現在小3男子の母は
0歳ちゃんを抱っこして、
「久々に命の重さをどーんと感じました。
日々成長している子どもたちもエライ!
そして、その命を生かしている母さんたちも
ほーーーーーんとにエライ!
みんな毎日お疲れ様です!」
との言葉を残してくれました。

「お互い様」を大切ににし、
助けてもらったり
気づかせてもらったり、
そんな関係が心地いい。。
そして、わが子をみんなで一緒に育てて、
楽して楽しい育児を積み重ねていこうね!




そして、芋煮は
°˖✧カレーうどん✧˖°に変わります。
幸せ~。
おいしかった~。
あったまった~。

この日は、
寒さのため
随時解散としたものの、
川遊びが始まりました。

子どもは風の子。

やってみて、
「冷たい」
「すべる」
「寒い」
「服濡らしたくない」
と自分でだんだんと気づきます。
それまでは、
やりたいことを存分に、自分らしく。


最後に、
森の新しい場所に行ってみることに。

Kくんも雨が止んだからと、
戻ってきてくれました。
段々と
森の中に
お気に入りの場所が増えていきそうです。


帰り道、
ヤマボウシを見つけました。

自分で選んで
自分でとって
秋の味覚を味わいました。
バナナみたいなマンゴーみたいな味。
美味しかった!!



さてさて、
寒かった今回の芋煮会でしたが、
「寒かったけど、
あーたのしかった」
との感想がどどっさり。
そんな関係を築けて嬉しい限りです。
初めて参加の方からは
「子ども達雨でも寒くても楽しめていて
心密かに感動しちゃいました~」と嬉しいお言葉。
また一緒に遊びましょうね~。

参加してくださった方、
心を寄せてくださった方、
ありがとうございました。

次回は、
冬ごもり準備の泉ヶ岳です。

♪ちゃんちゃん♪


~おまけ~
残ったぬるま湯であったまる小4。

Nちゃんからもらった、ドングリコマ。
かわいいです。


晴れ間待ちの間、車からシャボン玉~。
あなた、大物になるわ。笑


ーーー追記ーーー
「だっこー!」の場面。
いつもいつでも
こどもを信じて抱っこしないのとは違います。

この子だからできたこと。
あの場面だったからできたこと。

その判断が難しい。


この子の帰り際、
疲れ果て、
眠くもあり、
お母さんも荷物がたくさんで
お母さんが抱っこできない場面。

私が抱っこしました。

「森の中では、
抱っこしないでも歩けてすごかったね。
すごいと思ったよ!

私は腰が痛かったから、
あなたが歩いてくれて助かったよ。

今は、腰も痛くないし、
重いリュックも背負ってないから、
頑張ったから、
抱っこするね」
と、車まで抱っこして連れて行きました。


その時その時で
大人の関わりは変わります^ ^

意図することはどこなのか。
いつも迷うところです。

でも、芯にあることは
子どもを信じる。

でも、お互い様の気持ちで
お母さんも助けたい。

日々、子供から学ばせてもらってます^ ^























コメント

  1. どんぐりこさまのメールアドレスを見つけることができず、こちらからご連絡させていただきました。
    初めてメールを送らせていただきます。
    私はドイツのミュンヘンに住んでおります正岡絵理子と申します。
    この度、12月4日(土)に教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏、幼時教育研修者の大道香織氏、ドイツの森のようちえんの保育実践者の木津麻理子氏をお迎えして
    「森のようちえんに」ついてのオンラインでのおはなし会を開催することになりましたので、お知らせさせていただきます。

    私の5歳の息子はミュンヘン郊外の森のようちえんに、2歳の娘は同じ森のようちえんの付属の保育園に通っております。
    私も日本で保育士として働いておりましたが、二人が本当に楽しく毎日通っているのを見ているうちに森のようちえんについて興味がわき少し調べてみますと、
    幼少期を森のようちえんで過ごした子どもたちの非認知能力やレジリエンスが高いことや、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が最近森のようちえんについての本を出版されたことを知りました。

    私はコロナ禍を機に、この9月に日本にルーツを持つ海外に住んでいる子どもと日本に住んでいる子どもを繋げてのオンラインプレイグループを立ち上げておりました。
    国境を越えての移動が難しい今、どうにか日本にルーツを持つ海外に住んでいる子どもに日本との関わりを作りたい、日本語に楽しく触れる場を作りたい、
    日本に住む子どもにも日本語を話す同じ年頃の子どもが広い地球の色んなところに住んでいるよということを伝えられたらなという思いから試行錯誤を繰り返しながら開催しています。

    そして、その活動の一環として「大人も学び続けよう」をテーマに森のようちえんについての大人へ向けたおはなし会ができないかなと、
    息子の通う森のようちえんで働かれている木津麻理子先生に相談させていただいたところ、広島大学大学院で日本とドイツの森のようちえんを研究されている大道香織氏をご紹介いただきました。
    また、おおたとしまさ氏の出版された本にとても感銘を受けた私は、おおた氏に直接コンタクトを取らせていただいたところ、
    おはなし会の参加を快く引き受けて頂きましたので、今般おはなしを会開催させていただく運びとなりました。

    本おはなし会では、教育ジャーナリスト、幼児教育研究者、森のようちえんの保育実践者の視点から、森のようちえんでなされている教育や子どもへの接し方、幼少期に自然の中で過ごすことの意義や子どもの未来への影響、
    近くに森のようちえんがなくても家庭でできる森のようちえん的な子育てのヒントとなる具体的なお話しをお伺いさせていただく予定です。他にドイツと日本の森のようちえんの違いや保育観、幼児教育の違いもお伺いします。

    つきましては、本おはなし会に少しでもご興味をお持ちいだいた方に、ご参加いただけたら幸いです。

    以下が本おはなし会の詳細です。
    https://madowoaketarane.peatix.com/

    ミュンヘンでは寒さが厳しくなってきました。森や街中でもリスが忙しく動き回っています。
    皆様におかれましても、どうぞご自愛ください。


    世界と繋がろう!窓をあけたらね 代表
    正岡絵理子
    madowoaketarane365@gmail.com

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