2021年9月 夜&お泊りどんぐりこ②

テントサイトを後にしたお泊まり組は…

ワクワクの部屋割りに、大興奮! の子供たち。

だって、

大人と一緒でなく小学生➕未就学児1人というメンバーです。


嬉しかったのが、

どんぐりこ初参加の小学生のこどもたちも

自らこの部屋がいいと選んでくれたこと。


男子たちがお風呂に入っている間に、

女子たちは布団敷きをしてくれていました。


その後女性陣もお風呂に入り、、

お姉さんの真似をして

坊主にドライヤーかけたり。笑


・・消灯‥!

まぁ、小学生部屋が静かなはずはないよね笑笑。

壁越しに聞こえる楽しそうな声に

私も心が躍りました。


未就学児の部屋は

いつも通りの時間におやすみ~。


さて、大人たちはというと、

来られる人が集まり、

たくさんの話をしました。

活動のひとつとして「グループ共感セッション」をしている

元小学校教員の方が

ファシリテーターをしてくれました

熱い心の持ち主だから、

安心して話せたり、

ってくる鋭い質問のおかげで話が掘り下げられて、

の奥の奥まで話が進んで広がる!


・これからの育児

・共育

・9歳、10歳の心の成長と葛藤

・自然の中での遊び

・経済、政治の話

・大人の在り方

・世界の教育と日本の教育


色んな話ができました。

一言でいうと、面白かった!

自分の話をたくさん聞いてもらい嬉しかった!です。


その間も小学生たちは何度も部屋を覗きにきます。笑笑


子供たちにも大人たちにも

温かくて熱い夜が終わりました‥。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、

2日目の朝。


6時の起床時間に鳴る予定だったチャイムは無しにしてもらったのに、

起きている子もちらほら。


6:30から朝の散歩にでかけるよって言っていたので、

参加希望の子達は準備は万端!

6名の子供と大人2人で行ってきました。


コースは昨日の夜の散歩で通った道へ。

肌寒さもありましたが、何より朝の空気の美味しいこと!

「こんなところもあったんだー」と、


昨日は暗闇で気づかなった景色に気づく

子供たち。


明るくて心の余裕もあるようで、

相談して少し違うルートで行きました。


 

朝露でキラキラしているたトンボが

たくさん飛ぶ下を通ったり、

チョロチョロの小川を超えたり、

イノシシが掘り起こした穴を見たりしながら

進みます。


そして、スキー場につき、ゴール!


朝露が地面を覆う草にキラキラとくっつき、とても綺麗!

子供たちは鬼ごっこをしながら坂を駆け下りたり、

鬼がいつまでも「ストップ」って言わない「だるまさんが転んだ」をやり、

ゲレンデ野原を延々と逃げられるのはいいけど、

早くストップって言ってよー」と

最後には突っ込まれたり、

よくわからないけど、

楽しくって楽しくって。

ゲラゲラと笑っぱなし。

そんな笑顔がたくさん見られた朝の散歩でした。


帰ってきて、

朝食を食べて、

まったりタイム。



すると、子供部屋から枕投げの楽しそうな声が。

でも、

その中の1人からは「やめてよー」の声を聞こえます。

何度も言っているのに枕投げの子には言葉が届いていなくて、

部屋を出たり入ったり。

最後は談話室の隅で悲しそうな顔をしていました。(Aちゃん)

話を聞くと、

自分の部屋で枕投げをして欲しくないとのこと。

それを、私が代弁し部屋の子に伝えにいくと

「なんで?」の声が。

またAに伝えにいくと、

「片付けるのに時間がかかる」とのこと。

また私が伝えにいくと、

他の女の子(Bちゃん、Cちゃん)は、

もっと枕投げやりたいのに!なんで!」と泣きながら訴え、

納得いがない様子。

小4同士だから、

私は自分の言葉で話せたらいいなと思い、

代弁はやめて直接話させることにしました。


すると、

A「ひとりにしておいて」と話を聞いてくれない様子。

でも、

BとCを引き連れて話させることに。

B、C「なんで!うちらが部屋を片付けるんだから、

(まくらなげしても)いーじゃん!

A「それでもいや」

B.C「だったら、違う部屋にうちらいけばいいの?

Aがこの部屋から出ればいいじゃん!」

Aー部屋からすぐに出て行く‥。

  談話室で泣く‥。


数分後、男子Dくんから

「Aが俺らが朝散歩の時に、

全部布団を片付けてくれたんだって」と聞きました。

それを、

私は枕投げをしていた子全員に伝えました。

  

Dを含めた男子は、

「ありがとう」と「ごめんね」を伝えに行ってました。


BはCに「一緒に謝ろう」と言ったものの、

Cは「なんで?勝手に片付けたのAじゃん!

誰も片付けて行ってないもん!

枕投げできなくなっちゃたじゃん」

泣きじゃくります。


Bは、1人でお礼とごめんねを言いに行ってました。


AとCは、

お互いの思いを抱きながら、その後もそのまま過ごしました。


AもCももはや周りの言葉が入らない状態でしたので、

私は大人が思う「解決」にはいかないと途中でかんじました。

なので、Aちゃんの母にはいきさつとそのことを話しました。


案の定、

終わりの会までCは泣き、

Aは涙は止まったものの気持ちが下がっている様子でした。


私のやり方に、

私は何度も自分に問い、

これでいいのか?子供達の思いを潰してないから?と

何度も振り返りました。

1日経ったいまでも、答えは出ませんが、

子供達の「今」を大切にし、

子供達のことを信じて、

最大限のことはできたかな?とも思っています。

でも、迷いもまだあります。


でもね、

こんなにも子供たちが自分らしさを出せて話せているのには

とても喜びを感じていました。


Cは学校では1番の仲良しに真の思いを伝えられずにいました。

学年を重ねるごとに、

そのせいで苦しくなったこともありました。

でも、どんぐりこでは自分の言葉でしっかりと伝えていました。

これもA始め、Bや男子たちのおかげだと思います。

子供たちが、

今日と昨日の短い時間の中で濃い時間を過ごせたからこそ、

安心して自分らしさを出せたのだと思います。


AもCも家にこのモヤモヤを持ち帰り、

どう感じているのでしょう。

なにかわかりましたら、

またお知らせします。


A母も周りの大人も心がザワザワし、

心動かされたと思います。

こんなふうに大人も子供も心が動かされる体験は、

自分らしく過ごせる場所だからできることと思います。


そんな場を大人たちみんなの力でつくれたのは、

私にとって1番嬉しかったことでした。


そんなことが起こっている裏でも、

お父さんや大学院生たちが

子供達に部屋の片付け方を教えたり見守ったり手助けしながら、

時間内に部屋の片付けを終えて、

厳しいスタッフの部屋点検をクリアし、

「この部屋は綺麗です」の札をスタッフからいただきました。

誇らしげに入り口にカードをさしている

年中の子の顔が印象的でした。


そして、終わりの会!

みんなから感想をいただきました。


どれも嬉しいことだらけで、

私の段取りの悪さには誰も触れず(笑笑)

ありがたい言葉を残してくれました。


参加してくださったみなさん、

心を寄せて下さったみなさん、

そして、子供達、

本当にお疲れ様でした。

心を込めて「ありがとうございました」


また、

わからないことだらけの私に優しく指導してくれた

ふれあい館の佐々木さんはじめスタッフの方々、

ありがとうございました!


これにて、

日帰り&お泊まりどんぐりこは終了!


濃すぎ!

面白すぎ!

子供達、大人たち。

最高すぎでした!

ありがとう!




来月は23日(土)泉ヶ岳で芋煮会です!


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