2021年9月 「夜&お泊りどんぐりこ①」

 9月のどんぐりこは


泉ヶ岳にて夜まで&お泊まりどんぐりこを決行しました。


仙台市の施設である

泉ヶ岳の市民キャンプ場とふれあい館の

コロナ対策に準じて行いました。


普段のメンバーの様子から、

●泉ヶ岳を登山

●森遊び&野外調理

の2コースから選択し、参加してもらいました。




1日目は、

午前9時に登山班からスタート!

親子➕大学院生の2人を加えた


メンバーでリフトに乗って、出発!



途中でリフトが止まるというドキドキがありましたが、リフトから見る台風一過の大快晴の泉ヶ岳スキー場の景色はとても素晴らしかったです。

準備運動後に、登山の注意事項を聞き、

「水神を目指すグループ」が

「頂上を目指すグループ」を見送りました。


頂上を目指すグループは、

小学生の子達の楽しく頑張る雰囲気が

グループ全体をリードしたようです。

年中の子もその雰囲気と

大学院生のお姉さんの励ましの言葉で頑張り、

かもしかコースを1時間半で登頂!

          すごいです!


その後、

神様で水遊びを楽しみ、



早々にテントサイトに到着しました。

どの子の表情も達成感に溢れ、ピカピカと輝いていました。


このグループを率いたのは、

登山大好きなお父さん、お母さんたちです。



命に関わる事故が起こるかもしれないという緊張感の中、

無事故で下山できたのは、

お父さんお母さんたちの子供たちへの愛情と

登山の怖さと楽しさを経験している賜だと思います。

大人たちの達成感も表情からうかがえ、

とても嬉しかったです!ありがとうございました。



水神を目指すグループも頑張りました。


初めての登山で、

すぐにへこたれると思っていた年長の子は、

大人の思いとは裏腹に足取り軽やか。

そしてお菓子休憩をいっぱいして、

あっという間に水神に着きました。

お昼・おやつを食べ

水が染み出してくる岩やその岩の上を見て歩き、

下山。

    ポケモン談義に花が咲き、マイペースに楽しくゴールしました。



そして、

午後からは森遊び&野外調理班も集合し、

森で「たたき染め」を行いました。

危ない植物の見分け方を聞いた後、

自分で選んだ植物をさらしに置き、

カナヅチで「トントン」。


コツを掴むまでは言葉数が多かった大人たちは

さらしに写る葉っぱの形や色、葉脈の綺麗さの

出来栄えに「わー!」と感嘆の声をあげ、

楽しさに黙々と作業を進めます。









子供たちも素晴らしかった!







◯別の子は、

切った葉を自分でデザインして置いてトントン!







◯大人では絶対に選ばないような枝や枯葉をトントン!でも「(色)出ないなー。少し(枝の中心)濡れているのになー」

なぜ色がつくかまでわかっている発言!





◯ある子は、葉っぱを折って!トントン!



◯小さいくっつき虫の植物は直接ゴシゴシとこすり染で工夫!


◯集中していて、

お母さんにカナヅチをなかなか渡さない子もいました。









自分なりの気づきや工夫がたくさん見られ、

段々に楽しくてのめり込み、





大人の予想を遥かに超えた子供たちの発想に

「んーー!すごい!おもしろい!」を

連発してしまった私です。

子供ってすごい!


もっとたたき染めをやりたいお母ちゃんたちを

森に残し、おやつ作りもスタート。









ポップコーン係のお母さんが作ったポップコーンを

お皿によそってもらい、

さまざまな味を

自分でトッピングし食べました。


ウィンナーは1本ずつ串に刺し、

一人一人が炭火で焼き、熱々を食べました。











テントサイトでは、

各家族ごとにレジャーシートを離れてしき、


密にならないように意識しながら過ごしました。




中には、ハンモックでゆったり過ごしたり、

たくさん飛んでいるトンボを捕まえたり、

鬼ごっこをしたり、

火を焚いてマシュマロを焼いて食べたり、



さつまいものホイル焼きを作って食べたりと

マイペースに過ごす参加者たち。

0歳の赤ちゃんママたちから
小学生ママたちが赤ちゃんを
預かる様子も見られました。
私も喜んで赤ちゃんを預かり、その可愛さにメロメロしてました。
可愛さだけでは語れない
大変なこともたくさんあった我が子への育児を振り返り、
大きく成長したこどもたちも愛情を感じる時間となりました。
0歳赤ちゃんのママはしばし自分時間を満喫。
そんな時間も大切!
どんくりこでは、
そんな「お互い様」の気持ちを大切にし、
共に育児をする"共育"」の楽しさも
感じられる場にもなればいいなーと思っています。



そして、夜ご飯作りのカレー作りもスタート!


ご飯は耐熱ビニールに洗ったお米と水を入れ、

縛ったものをお湯でぐらぐらと煮て炊きます。

災害時にも使え洗い物を少しでも減らせる炊き方を

体験してもらいたいなーと思い

今回も取り入れました。

中には、ご飯にターメリックを入れ、

工夫をしているお母さんもいました。


カレールー作りは、家から持ち寄った野菜を洗い、

皮を剥き、切ります。

集中している子供達の顔から

真剣さと楽しさが伝わります。

アレルギーの子のは別鍋に作りました。


炒めたり味付けをしたりはお母さんたちにお願いし、




森遊びに行く子、

シートでまったりする子‥

思い思いに過ごします。


森遊びの子達は、

お気に入りの倒木で

海賊船の自爆弾ごっこ?をして盛り上がってました。

 

辺りがすっかりと暗闇に包まれた頃、「あ!満月だ!」という声に、

次々に坂に駆け上がる子供と大人たち。

みんなで並んで月を見たこの時間は、どんな風に心に刻まれるのかなーと

私は写真をパチリ。


後から「なんで月は上がっていくんだろうねー」

小学生の言葉を大学院生からおしえてもらいました。

子供が実体験を通して、

自然の不思議さを感じたり疑問をもったりする体験ができていたの

嬉しかったです。

そして、

そんな子供達の「なんで?」に気がつき、

そんな場面に出会うのが好きと

言っていた学生さんに出会えたのも

明るい未来が待っているようで嬉しかったです。




お待ちかね、


カレールーもできました!

ご飯も炊けました!



ご飯はやや柔らかめなご家庭もありましたが、

美味しくできました!

カレールー配膳は大人1人が行い、

「いただきます!」。


すっかり仲良しになった子供たちは

階段横の秘密基地?


で、一方向を向いて食べていました。



大人の中には、ビニール袋でご飯が炊けた不思議さを抱きながらも、

食べてみるといつものご飯であることに驚きを感じている様子も見られました。



そして、大急ぎで片付けを行い、懐中電灯と

熊鈴を持ち、いざ夜の森に探検!

年中さんは入り口で怖くなって戻ります。

子どもたちの「こわーい」の声が聞かれます。

光がないと前も後ろもわからなくなるほど、

夜の森は闇に包まれていました。

そんな中歩みを進めていくと、自然に友だちや家族、

家族ではない仲良しの大人と手を繋ぐ子‥、

クマがどこかにいるかも‥」と熊鈴をやたらに鳴らしながらも

番号の書いてある看板を見つけたくてどんどん歩いていく子‥。

そして、

すっかり森の中に包まれたあたりで、

みんなで電気を消してみました。

その暗さに思わず息を呑んだり、

キャーと叫んだり、

懐中電灯をつけたがったり‥、

夜の暗さをみんなで感じました。


頭上に葉があまりないところで再び電気をみんなで消してみると、

月の明かりが明るくて、

森の中ほど暗くない‥ということも体験してみました。

そして、

「ここでも電気消してみようよ!」の大人の言葉に、

夜景のよく見えるスポットでも電気を消してみると、

眼下に広がる街の輝きがいっそう綺麗に見えたようです。


いよいよゴールとなるスキー場に到着!

開けている場所なので、

   より一層夜景の輝きが見られました!美しかったです!

ここでみんなで記念撮影をし、

 顔の下から照らされた光がなんとも言えない表情を映し出してくれました^ - ^

そして、夜景の美しさをみんなで見ながら、震災の時はこの光が全部無くなったことを話し、

その街の明かりを見ながら坂を下りテントサイトに戻りました。

後から聞くと、

森の中では精霊さんもいたよーという声も聞かれました。








テントサイトに戻り、

夜散歩の係のお母さんと打ち合わせて用意したお土産(全部中身が違う)の

おやつをみんなに配りました。

先に配られた「どんぐり」に番号シールが貼ってあり、

番号と同じお土産を大人も子どもも貰いました。

どんぐりくじのアイディアを娘が出してくれたので、

準備も全部娘に任せました。


そして、1日目の全行程が終わり、終わりの会。

「初めての夜のお散歩が楽しかった‥」

「登山が楽しかった」など嬉しい感想が聞かれ、

私も嬉しかったです。


たくさんの「やりたい」を形にし、

詰め込み過ぎて忙しかったかな?とも主催者としては感じてました。


でも、その場その場のその時の本人の気持ちで

「やらない」を選択することも良したことで、

マイペースでまったりと過ごせたかな?

とも感じました。

そんな場を作れたのも、

私が指示を出さなくとも

自分で考えて動いてくれる大人たちの支えがあったからこそです。

「そろそろ夕飯作りだよね!」と子供たちを引っ張ってくれたり、

焚き火スペースを確保してくれたり、

夕飯作りのための火を絶やさないように頑張ってくれ

たり、



タープ張りを

大学院生を巻き込みながらやってくれたり


森に一緒に入って子供達を見守ってくれたり、

テントサイトで優しく子供の遊びを見守ってくれたり、

森で拾った棒で

遊ぶ子と戦いごっこを楽しんでくれたり、

歳の近い大人としてたくさん子供たちと遊んだり声をかけてくれたり、

会計の仕事をしっかりと進めていてくれたり、

忙しそうに動く大人の

子供のお世話をしてくれたり‥と、

書き切れないほどの大人たちの行動のおかげで、

どんぐりこらしい時間が過ごせたのだと思います。


お父ちゃん&お母ちゃん、

そして大学院生たち、

心からの感謝とともに

その心意気にかっこよさを感じます!

ありがとう!

みんな!



そして、

この日もたくさんの「おりがみ」のおみやげを

つくってくれたKちゃん。

いつもありがと!!



と、

泉ヶ岳と森とテントサイトでの1日目は終わりました。


続く‥。

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